尿路結石予防に最適なキャットフードランキング
猫は人間や犬と比べて腎臓の働きが弱く、食べたものを分解することが苦手なことから尿路結石にかかりやすい動物です。
尿路結石とは「腎臓や尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる病気」で、おしっこの時に泣き叫びたくなるような痛みを伴います。
原因としては、「マグネシウム」「リン」「カルシウム」などのミネラルを多く含む食べ物を過剰に摂りすぎることで、尿のphがアルカリ性に傾いてしまうことが挙げられます。
キャットフードの中には、このミネラル類が多く含まれているものがあり、知らずに食べさせていて愛猫が尿路結石になってしまったということはよくあることなんですね。
尿路結石を予防するためには、何よりも「マグネシウム」「リン」「カルシウム」が少ないキャットフードを選ぶことが大切です。
そこで事前に予防するために、尿路結石におすすめなキャットフードBEST3を紹介します。
モグニャン
尿路結石予防 | |
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容量/価格 | 1.5kg / 3,960(税抜) |
100gあたり | 264円 |
原産国 | イギリス |
メイン食材 | 白身魚 |
対応年齢 | 全年齢、全猫種対応 |
モグニャンは、公式サイトで直接的に「尿路結石予防におすすめ」とは紹介していませんが、成分分析値を見るとかなり優秀なキャットフードです。
「リン:0.53%」「マグネシウム:0.12%」「カルシウム:0.62%」と尿路結石の原因に繋がるミネラル類が低く設定されています。
モグニャンは、プレミアムフードとして品質が高いことで有名なキャットフードなので、愛猫の健康維持には最適なフードですが、この栄養価の高さとミネラル類の低さで、尿路結石を予防しながら栄養管理ができる唯一無二のキャットフードと言えるでしょう。
また、モグニャンの一番の特徴である白身魚にはオメガ3脂肪酸というものが含まれており、抗酸化作用の高い成分として膀胱炎に効き目があるとされています。
つまり、このオメガ3脂肪酸を摂り入れることで膀胱内にできてしまった結石の痛みをケアしてくれる期待もできますので、猫ちゃんの痛みを軽減してあげることができるでしょう。
ファインペッツ
尿路結石予防 | |
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容量/価格 | 1.5kg / ¥3,429(税抜) |
100gあたり | 229円 |
原産国 | オランダ |
メイン食材 | アヒル肉&ニシン |
対応年齢 | 全年齢、全猫種対応 |
尿路結石を予防するためにはマグネシウム類を減らす必要がありますが、ファインペッツは療法食としても役立つようにリンが0.68%、カルシウムが0.7%とかなり抑えて作られています。
マグネシウム類を少なくすることで、尿のphをアルカリ性から正常の中性に戻してくれる働きがありますので、尿路結石予防のキャットフードにはこのファインペッツをおすすめしますよ。
しかも今なら、通常サイズの1.5kgが「初回限定お試しパック」の1,000円(税抜)で購入できるというお得なキャンペーンをおこなっているので、愛猫に食べさせたいという飼い主さんは、ぜひこのキャンペーン中に試してみるのが良いでしょう。
シンプリー
尿路結石予防 | |
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容量/価格 | 1.5kg / 3,960(税抜) |
100gあたり | 264円 |
原産国 | イギリス |
メイン食材 | サーモン |
対応年齢 | 全年齢、全猫種対応 |
シンプリーも尿路結石予防に役立つように、マグネシウムが0.13%、カリウムが0.59%とかなり低く抑えられていますね。予防するには一番最適な含有量です。
しかも、ただマグネシウム量が低いだけではなく、アルカリ性になった尿酸値を正常な状態に近づけてくれる「キナ酸」も配合されているので、予防から療法までシンプリーひとつでカバーできます。
そして、通常マグネシウム量が減ってしまうと嗜好性が落ちてしまうので、猫ちゃんの食い付きが悪くなるという欠点があるのですが、シンプリーは猫が大好きなサーモンをメイン原材料で使用しているので、袋を開けた時の香りで食欲をそそり、美味しいと感じられる仕上がりになっているフードと言えます。
尿路結石におすすめなキャットフード成分値比較表
尿路結石予防におすすめなキャットフードBEST3を紹介しましたが、実際ミネラル類の成分分析値はそれぞれどれぐらいなのか比較してみましょう。
リン | カルシウム | マグネシウム | たんぱく質 | 特徴 | |
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1位「モグニャン」 | 0.53% | 0.62% | 0.12% | 30% | クランベリー配合 |
2位「ファインペッツ」 | 0.68% | 0.7% | 0.06% | 32% | 消化吸収率87% |
3位「シンプリー」 | 1.32% | 1.89% | 0.13% | 37% | キナ酸 |
上の表から分かるように、どの商品もミネラル類の数値が低く、たんぱく質量は30%以上と高たんぱくフードになっているので、尿路結石予防には向いているキャットフードだということが分かります。
たんぱく質は、尿路結石予防とはあまり関係ないと思う人もいるかもしれませんが、実は高たんぱくなフードを食べさせることによって「おしっこの量が増加する」ということが、麻布大学獣医学部と日本農産工業株式会社研究開発センターがおこなった実験で分かっているんです。
健康な成ネコ8頭を用い、1期3週間のswitch-back法により実施した。
実験食は粗蛋白質含量が乾物当たり29%(対照食)および55%(高蛋白食)の2種類のドライフードとした。
高蛋白食給与により尿pHが低下する一方、飲水量には差がなかったにもかかわらず尿量が増加した。
「ネコにおける高蛋白食給与が尿中ストルバイト結晶数ならびに尿不溶性有機成分濃度に及ぼす影響」
尿路結石を早く改善するためには、おしっこの量と回数を増やして、体内に溜まったストルバイト(結石の原因物質)を外に排出することが重要ですが、高たんぱく質のフードを食べさせることによって、尿量を増やすことが可能なうえ、猫の必須栄養素を摂り入れることができるので一石二鳥と言えます。
また、マグネシウム量に関しては、一般的なキャットフードの平均が0.09%~0.13%に対して、平均値以下、多くても平均値内でおさまっているので、ミネラルの過剰摂取で起こる尿路結石の予防・改善にはどれもおすすめと言えるでしょう。
【まとめ】尿路結石予防には1位のモグニャンがおすすめ
尿路結石予防におすすめできるキャットフードを紹介しましたが、総合的に見てやはり1位の「
モグニャン」が一番予防に最適だということが分かります。
尿路結石にかかった場合、療法食として「高たんぱく質なもの」「ミネラル類が少ないもの」を食べさせる必要がありますが、上の成分分析値の比較表を見てのとおり、高たんぱくでミネラル類が少ないということがハッキリと分かりますね。
モグニャンは総合栄養食としてこのスペックをもっているキャットフードですから、尿路結石予防には一番おすすめなフードと言えます。
「日頃のごはんで尿路結石を予防したい」「尿路結石の再発を防ぎたい」と考えている人は、ぜひ愛猫にモグニャンを食べさせてみることをおすすめしますよ。