サニメド

総合評価
(3.6/5)
香料・着色料不使用 | |
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穀類の安全度 | |
ヒューマングレード | |
体型維持 | |
健康維持 |
サニメドは、オランダの生物医学者 アントン・ベイネン教授 によって開発された療法食です。
最新の臨床栄養学に基づいた栄養バランスを実現していて、猫のあらゆるトラブルに対応できるように豊富な商品が販売されています。
2007 年にオランダで発売されて以降、ヨーロッパの各国を中心に支持を得ていて、現在では日本をはじめ世界 21 ヵ国で販売されている信頼度の高い療法食となっています。
日本では「ナウフレッシュ」や「ギャザー」「go!」などを取り扱っているグローバル ペット ニュートリション株式会社が委託を受け、サニメドを販売していますね。
ただ、サニメドは「特定の疾病または健康状態にある犬猫の食事療法を目的としたペットフード」のため、かかりつけの獣医師の診断・指導をもとで購入することが推奨されています。
amazon や楽天などの通販サイトでは簡単に購入することができないようになっているので、療法食として愛猫に食べさせたい方は、きちんと動物病院を受診するようにしましょう。
ちなみに、サニメドは約 600 院の動物病院が取り扱いをおこなっているため「サニメドを与えてみたい」と獣医師さんに相談することで処方してくれる病院もあると思いますよ。
今回は、そんなサニメドの特徴や原材料、安全性などを紹介していきます。
サニメドの特徴
サニメドの特徴は、なんといっても療法食として猫の「下部尿路疾患」「慢性腎臓病」「消化器疾患・炎症性皮膚疾患」「体重管理(メタボケア)」に対応したキャットフードだということです。
下部尿路疾患用は、ミネラルやアミノ酸の含有量を調整。
慢性腎臓病用は、「たんぱく質」「リン」「カルシウム」「ナトリウム」を調整。
消化器疾患・炎症性皮膚疾患用は、アレルギー予防のためにアレルゲンになりにくい「加水分解されたたんぱく質」を使用。
体重管理用は、必要なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを確保しつつ、カロリーを制限した作りになっています。
猫が起こりうる疾患の原因を、きちんと考慮して原材料や成分を配合しているので、通販サイトなどで簡単に購入することができる療法食とはレベルが違うといえるでしょう。
原材料に関しては、どの商品もメインは穀類となっています。
穀類が使用されているということで、懸念する飼い主さんも多いかもしれませんが、療法食は過度なたんぱく質とカロリーの摂取を避けるために、穀類がメインで使われることが多いので、この点は療法食ならではといえるでしょう。
ただ、サニメドの気になる点を挙げるなら「家禽ミール」の副産物が配合されているところです。
商品によっては「ラムミール」が配合されているものもあります。
いくら療法食といっても、猫に良質な栄養を与えるためには、新鮮な食材を使用したほうがいいため、肉類の品質は少し残念な印象ですね。
サニメドの種類
上記でも書いていますが、サニメドは 4 つの種類がラインナップされています。
猫の疾患に応じて、処方されるキャットフードが変わってきますが、それぞれの対応フードは以下のとおりです。
サニメドの種類
- リーナル:慢性腎臓病用
- アトピーセンシティブ ハイドロライズドプロテイン:消化器疾患・炎症性皮膚疾患用
- アンチストルバイト:下部尿路疾患用
- ウェイトリダクション:体重管理用
今回紹介しているのは、サニメドの中でも 1 番人気の「リーナル」ですが、どれも療法食として信頼が高く、権威ある獣医師さん達が推奨しているキャットフードなので、猫の疾患に役立つ療法食といえるでしょう。
サニメドの口コミ・評判
サニメドは amazon や楽天では取り扱われていないキャットフードなので、愛用者の商品レビューは見つかりませんでした。
ただ、twitter を見てみると、サニメドを食べさせている飼い主さんのつぶやきが多数出てきたので、参考のために紹介していきます。
朝ゲボってから今日初めてのカリカリ
サニメドはカロリーが高いので、量を食べてくれない時に助かる療法食 #ドンタコス #三毛猫 #calico #cat #ねこ #ネコ #猫 https://t.co/O4tyBZqZZ9— ドンタコス下僕 (@Dgeboku) 2017年1月16日
うちのラグ君も選り好みして
最終的に食べてくれたのが
ドライフードでは
ドクターズケアのチキン味。
サニメド。
FORZA10。
開封後、1週間経つと食べなくなります。酸化が進んで美味しくないのだと思います…。。
サニメドは食べが良い様に思えました。
ウェットに関しては全敗です。— key (@xxxkiyokiyo_xxx) 2018年5月24日
ちなみにハイジを食欲魔神wにしている療法食はサニメドというカリカリです。ロイカナよりは安い。ただし原材料に穀類あれこれ入ってるし〇〇ミールもあれこれ入ってるから、原材料にこだわる方はどうかな、って感じですけどね…(笑💧) pic.twitter.com/uMpYABmwMq
— はいにゃ:氷好きな猫下僕 (@heinyanyo) 2017年7月22日
twitter を見ていると、基本的に食いつきはいいようですね。
また、つぶやきであるように、サニメドは療法食の割にカロリーが高いフードになっています(リーナルは 430.7 kcal)。
ロイヤルカナンなどの、市販で売られている療法食はカロリーがだいたい 350 kcal前後のものが多いので、病気の影響で食欲がない猫への栄養補給にも役立つフードということになりますね。
サニメドの安全性
サニメドは「エトキシキン」「BHA」「BHT」「着色料」「香料」などの人工添加物は一切使われていない療法食となっています。
フードの保存のために使われる酸化防止剤も「ミックストコフェロール」という自然由来のものだけなので、安全性は問題ないといえるでしょう。
なによりも、サニメドはヨーロッパにおけるペットフードの添加物・材料の安全性を検査している「FEDIAF(欧州ペットフード産業連盟)」の基準をクリアしているキャットフードです。
フードの品質もしっかりと管理されているフードなので、愛猫に安心して食べさせることができる療法食といえますよ。
サニメドの口コミ
口コミは 2 件です。
サニメドの基本情報
販売元 | グローバル ペット ニュートリション株式会社 |
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容量/価格 | 500 g / 950 円(税抜) |
定期価格 | なし |
原産国 | オランダ |
メイン食材 | 穀類(白米、小麦、コーングルテン、トウモロコシ、大麦) |
原材料 | 穀類(白米、小麦、コーングルテン、トウモロコシ、大麦)、油脂類(サーモン油(DHA/EPA源)、動物性脂肪、植物油)、肉類(動物性タンパク抽出物、家禽ミール、ラムミール、チキンレバー加水分解物、ヘモグロビン)、イモ類(ポテトタンパク)、でん粉類(ポテトスターチ)、ビートパルプ、イースト、レシチン、セルロース、ミネラル類(K、Cl、Ca、Mg、Zn、Fe、Mn、I)、アミノ酸類(DLメチオニン、Lリジン、タウリン)、クエン酸カリウム、ビタミン類(塩化コリン、E、C、ナイアシン、パントテン酸、B1、B2、B6、A、葉酸、K3、ビオチン、B12、D3)、酸化防止剤(植物由来トコフェロール) |
成分分析値 | 粗タンパク質 20.8%以上、粗脂肪 17.5%以上、粗繊維 3.0%以下、粗灰分 6.2%以下、水分 10.0%以下、代謝エネルギー 430.7kcal/100g |
対応年齢 | 全描種、全年齢対応 |
尿路結石になったときに、動物病院で購入しました。
先生がすごくおすすめしてたので期待してましたが、食いつきが悪く全然食べてくれませんでした。
結果、賞味期限が過ぎて捨てることになったので残念でした。
お腹を壊しがちで、何が原因なのか分からず、最終的に『もしかしたら食物アレルギーがあるのかもしれません』とアレルギー対策としてエサを変えて様子を見ることに。
ロイヤルカナンのアミノペプチド も試しましたが全く食べてくれず、ネット販売しかしてないけど、、、とサニメド のアトピーセンシティブに変更。
とりあえずこのエサにしてからはお腹を壊したことはありません。
食いつきもよく、安定しています。