プロプラン

総合評価
(3/5)
香料・着色料不使用 | |
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穀類の安全度 | |
ヒューマングレード | |
体型維持 | |
健康維持 |
プロプランは、市販で買えるプレミアムフードとして有名な「ピュリナ」の最高グレードにあたるキャットフードです。
愛猫が健康で長生きできる生活のために開発された「プレミアムニュートリションフード」ということになっていますね。
プレミアムニュートリションフードと聞くとなんだか難しく感じますが、「NUTRITION = 栄養」を与えることができるキャットフードということです。
当サイトで紹介しているピュリナシリーズには「ピュリナワン」がありますが、個人的にはプロプランのほうが科学的に設計された「お堅いフード」という印象がありますね。
ただ、最高グレードというだけあって、従来のピュリナを研究土台にし、より愛猫の健康に役立つキャットフードとして販売されているので、その品質の高さはかなり期待できるでしょう。
今回は、そんなプロプランの特徴や原材料、安全性などを紹介していきます。
プロプランの特徴
プロプランは、ピュリナワンと比べて愛猫の「健康寿命」をさらに強く意識して作られたキャットフードになります。
そのため、猫の必須栄養素である たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミンA、C、E、ミネラル、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸 をすべて含んでおり、腎臓、被毛、歯石・歯垢の予防、免疫力維持、関節サポートと、猫特有の悩みにほとんど対応した作りになっています。
この「すべての必須栄養素を含んでいる」というところがプロプランのすごいところで、多くのキャットフードでは必須栄養素をすべて含んでいるものはなかなか存在しないので、なんとも理想的なキャットフードといえるでしょう。
また、冒頭でも書きましたが、プロプランは科学的な研究をおこない、大きな 4 つのこだわりを掲げています。
プロプランのこだわり
- 使用原材料の栄養素を科学的に実証
- 最新の栄養設計
- 優れた栄養吸収
- おいしさへのこだわり
そもそもピュリナは、アメリカ、スイス、フランス、オーストラリアの 4 ヶ国に研究所をもっているため、獣医師、栄養学者、動物行動学者、微生物学者、栄養生化学者、免疫学者と協力しながらペットフードを開発しているので、常に品質の高いものを作ることができるということです。
まぁ、結局のところ、科学的にといっても難しいことはわからないため、簡単にいうと、良質な原材料を使って効率的に栄養を補給できるために、研究しながら製造しているということです。
プロプランの原材料について
プロプランの特徴について紹介しましたが、実際どんな原材料が使われているのでしょうか?
今回紹介しているのは、プロプランの中で 1 番人気のある「オプティレナル」という成猫用のキャットフードですが、メインにお魚のサーモンが使われていますね。
上記にも書いたとおり、プロプランはたんぱく質に加えて、オメガ3、オメガ6も配合されているキャットフードなので、お肉よりもお魚のほうが最適というわけです。
しかも、サーモンとなると、高たんぱく質なうえ適度に脂肪ものっているので、キャットフードのメインとしてベストといえます。
ただ、ここからが本題ですが、プロプランはピュリナの最高グレードといわれているにも関わらず、「コーングルテンミール」「小麦」「動物性油脂」「とうもろこし」「大豆ミール」と、あまりよろしくない原材料が入っています。
ピュリナワンと比較するとわかりますが、実はそんなに違いがありません。
プロプラン | ピュリナワン |
---|---|
サーモン、ツナ、コーングルテンミール、小麦、チキン、動物性油脂、大麦、チコリ、とうもろこし、大豆ミール、魚油、たんぱく加水分解物、オーツ麦、ミックスエキストラクト、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C、ベータカロテン)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、タウリン)、ピロリン酸Na、酸化防止剤(ミックストコフェロール) | ターキー、米、コーングルテンミール、チキンミール、卵、油脂類(牛脂、大豆油)、大豆たんぱく、フィッシュミール、小麦粉、セルロース、大豆外皮、酵母、イヌリン、ポークゼラチン、たんぱく加水分解物、ミネラル類(リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、アミノ酸類(リジン、タウリン)、ピロリン酸ナトリウム、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
むしろ、穀類の使用量に関しては、プロプランのほうが若干多いですよね。正直、これがピュリナの最高グレードだと思うとガッカリです。
動物性原材料については、確かにプロプランのほうが質はいいようなので、良質なたんぱく質を摂り入れることができるとは思いますが、個人的な結論を述べるなら、プロプランもピュリナワンもどっちもどっちという印象です。
プロプランとピュリナワンの成分値も比較してみた
では、成分分析値の違いはどうでしょうか?
成分値 | プロプラン | ピュリナワン |
---|---|---|
タンパク質 | 32 %以上 | 40 %以上 |
脂質 | 14 %以上 | 13 %以上 |
粗繊維 | 3 %以下 | 6 %以下 |
灰分 | 10 %以下 | 9 %以下 |
水分 | 12 %以下 | 12 %以下 |
カロリー(100 gあたり) | 359 kcal | 360 kcal |
驚愕の結果ですが、なんとピュリナワンのほうが高たんぱく低脂肪を実現しています。
ミネラル類の数値をあらわす灰分も、ピュリナワンのほうが低いため、尿路結石などのケアもピュリナワンのほうが向いているということがわかります。
今回比較したのは、プロプランは「オプティレナル 成猫用」、ピュリナワンは「インドアキャット 1歳以上 ターキー&チキン」なので、もちろん種類によって原材料も成分分析値も異なり、この比較には当てはまらないものもあるとは思いますが、プロプランは大々的にプレミアムニュートリションフードを謳っているだけに、拍子抜けしたというのが個人的な感想です。
【結論】プロプランはいいの?悪いの?
ここまで、プロプランの特徴や原材料、ピュリナワンとの比較などを紹介してきましたが、結論をいうと、プロプラン自体は悪いキャットフードではありません。
先ほどは、あくまでもピュリナワンと比較したときの結果というだけであって、トータルで見ると市販で売られているキャットフードの中では間違いなくいいフードということになります。
なぜなら、人工添加物も不使用で、酸化防止剤もミックストコフェロールといった天然素材を使っているので、安全性に問題はありません。
また、ミールやパウダーなど副産物の使用はあるものの、きちんと第一原材料にはサーモンが使われており、最低限愛猫の健康維持には役立つ素材で作られているからです。
モグニャンやカナガンなどと比較すると、どうしても品質は劣ってしまいますが、市販で買えるプレミアムフードという観点で見るなら、おすすめできるキャットフードであることは確かです。
プロプランの口コミ
口コミは 0 件です。
プロプランの基本情報
販売元 | ネスレ日本株式会社 |
---|---|
容量/価格 | 1.3kg / 2304 円(税込) |
定期価格 | なし |
原産国 | オーストラリア |
メイン食材 | サーモン |
原材料 | サーモン、ツナ、コーングルテンミール、小麦、チキン、動物性油脂、大麦、チコリ、とうもろこし、大豆ミール、魚油、たんぱく加水分解物、オーツ麦、ミックスエキストラクト、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C、ベータカロテン)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、タウリン)、ピロリン酸Na、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
成分分析値 | たんぱく質32%以上、脂質14%以上、粗繊維3%以下、灰分10%以下、水分12%以下、塩化ナトリウム2.0%、ビタミンA 10000 IU/kg、ビタミンE 540 IU/kg、ビタミンC 70mg/kg、オメガ3脂肪酸0.7%、オメガ6脂肪酸1.0%、代謝エネルギー359kcal / 100g |
対応年齢 | 全描種、成猫用(他年齢対応有) |