プロパック

総合評価
(3.6/5)
香料・着色料不使用 | |
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穀類の安全度 | |
ヒューマングレード | |
体型維持 | |
健康維持 |
プロパックは、プレミアムフードの中でも「スーパープレミアムフード」として販売されているキャットフードです。
どこがスーパーなのかというと、「タンパク質」「アミノ酸」「炭水化物」「ビタミン」「ミネラル」の必須栄養素を高品質な原材料のみで構成し、猫に強い骨格、優れた筋肉、皮膚と被毛の健康をサポートしてくれるところがスーパープレミアムフードといわれている理由です。
一見、これだけを聞くと普通のプレミアムフードとそう変わりない感じがしますが、プロパックの特徴や原材料、安全性はどうなのか紹介していきます。
プロパックの特徴
プロパックの特徴として、もっとも魅力的なのが「アレルゲンの低減」と「自然食材を多用」という 2 点です。
アレルゲンに関しては、猫が消化不良や食物アレルギーを起こしやすいといわれている「トウモロコシ」「大豆」「小麦」は一切使われてなく、むしろ完全グレインフリーのキャットフードとなっています。
最近の研究では、猫も穀類を消化することができるという説がありますが、それでも穀類が入っているものと、入っていないものでは消化不良のリスクが変わりますし、なにより飼い主さんもの安心感が違いますよね。
穀類を消化できるといっても、猫の歯の構造を考えると、お肉を上手に引きちぎることはできても穀類をうまくすり潰せるようにはできていないため、愛猫の消化不良とアレルギーのケアをしたいのならグレインフリーのキャットフードのほうがおすすめです。
また、自然食材を多用については、プロパックの原材料を見てわかるように、動物性原材料と野菜類がバランス良く配合されていて、かなり良質といえます。
野菜類の豊富さに関しては、プレミアムフードで大人気の「カナガン」と共通している部分もあるため、愛猫の健康維持に役立つ作りになっています。
ただ少し残念なのは、メインの原材料が、鶏の生肉ではなく「鶏肉粉」となっています。
プロパックの公式サイトによると、使用されている鶏肉粉や魚粉などは、副産物や 4 Dミートではなくきちんと高品質な原材料を粉末にしているとのことなので、粗悪というわけではないようですが、スーパープレミアムフードとして販売しているのなら、メインの原材料は良質な生肉を入れてほしかったというのが正直な感想ですね。
そもそもスーパープレミアムフードってなに?
前述しているように、プロパックはスーパープレミアムフードとして販売されているので、すごく品質がいいキャットフードという印象をもってしまいますが、実際のところ「スーパープレミアムフード」という定義は存在しません。
キャットフードにおいて、よく「プレミアムフード(ナチュラルフード)」「レギュラーフード」という表現をしますが、この 2 つに関してもハッキリとした決まりがあるわけではないんですね。
一般的にいわれている、プレミアムフードとレギュラーフードのイメージは以下のような感じです。
プレミアムフードの定義
- 人間が食べることのできる食材で作られている
- グレインフリー、グルテンフリー
- 人工添加物不使用
- 第一原材料にこだわりをもっている
レギュラーフードの定義
- 主に市販フードのこと
- 副産物の使用がある
- 添加物の使用がある
- 第一原材料が穀類
もちろんレギュラーフードの中にも、高品質なキャットフードはありますが、市販で売られている多くのものは着色料や香料、酸化防止剤が使用されていて、メインも穀類でかさ増しされているフードがほとんどです。
では、スーパープレミアムフードというものが存在していて、一般的なプレミアムフードのスペックを上回るのかといわれれば、そんなことはありません。
そもそも、プレミアムフードの品質こそがペットフードにおいては最高峰のスペックなので、それを超えるものというのは存在しないんですね。
プロパックはプレミアムフードの品質をもっているキャットフードなので、品質と安全性においてまったく問題のないフードですが、スーパープレミアムフードというのは、あくまでも販売会社が考えた宣伝文句のひとつにすぎないということです。
プロパックの気になる原材料
プロパックは基本的には、健康維持に役立つキャットフードといえます。
しかし、原材料を見ると気になる原材料が入っていますね。それは、「ビートパルプ」と「天然香料」です。
ビートパルプというのは、大根から糖を搾り出すときに残った繊維質のことですが、食物繊維が豊富でお通じ改善などに役立つ原料です。
しかし、糖を絞り出すときに硫酸系の薬品を用いることがあるので、薬品が付着したままキャットフードに配合されてしまうことがあり、世間的にはあまりよくない原材料とされています。
ただ、搾り出す方法として「薬品を用いる方法」と「圧力をかける方法」の 2 種類があり、プロパックはどちらの方法でビートパルプを配合しているかはわからないため、一概に危険なわけではありません。
ここでは、ビートパルプがどういうものなのかを把握してもらえればいいと思います。
次に、天然香料についてですが、一般的に天然香料というのは動植物から抽出したものなので、危険な添加物というわけではありません。
市販のキャットフードのように、人工的な香料ではないので安全性は高いといえます。
ただ、問題なのは、何の動植物から抽出したものかわからないということです。
もしかしたら「病気の動物」「死にかけた動物」から抽出したいわゆる 4 Dミートの可能性もあるかもしれないので、天然香料という表記だけじゃ少し信頼性に欠ける気がしますね。
プロパックの安全性
プロパックの気になる原材料を解説しましたが、安全性に関しては問題のないキャットフードといえます。
グレインフリーはもちろんのこと、ヒューマングレードの品質ももっていますし、危険な添加物も配合されていないので、猫ちゃんの健康を害するような心配はないでしょう。
生肉の使用はありませんが、鶏肉粉と魚粉のお肉とお魚の両方が入っているので、動物性たんぱく質は十分に摂り入れることができますし、なにより AAFCO の基準を満たした総合栄養食として実証されていることが公式サイトにもきちんと書かれているので、安心して愛猫に食べさせることができますよ。
今回紹介しているプロパックは子猫用のものですが、粗タンパク質は 34 %、粗脂肪は 22%と、これからの成長を十分にサポートしてくれる数値になっているので、愛猫を元気で健康に育てるのに役立つキャットフードといえるでしょう。
プロパックの口コミ
口コミは 1 件です。
プロパックの基本情報
販売元 | 株式会社ATSU.Trading |
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容量/価格 | 3kg / 3000 円(税抜) |
定期価格 | なし |
原産国 | アメリカ |
メイン食材 | 鶏肉粉 |
原材料 | 鶏肉粉、エンドウ豆、鶏脂肪(天然ビタミンEのミックストコフェロールにて保存)、ヒヨコマメ、タピオカ、ビートパルプ、魚粉、セルロース、エンドウタンパク、天然香料、亜麻仁、卵、リンゴ、ブルーベリー、ニンジン、ほうれん草、クランベリー、タウリン、メチオニン、ベータカロチン、L-カルニチン、ユッカ、ローズマリー、ビタミン類(A,B1,B6,B12,C,D3,E リジン,コリン,ナイアシン,パントテン酸,ビオチン,リボフラビン,葉酸)、ミネラル類(Cl,K,S,Mn,Cu,Zn,I,Ca,Mg,Ma,Na) |
成分分析値 | 粗タンパク質:34%、粗脂肪:15%、粗灰:7,4%、粗繊維:6%、水分:10%、ナトリウム:0.3%、カルシウム:1,2%、リン:0.8%、マグネシウム:0,11%、ビタミンA:14000IU/kg、ビタミンD3:1000IU/kg、ビタミンC:100ミリグラム/kg、ビタミンE(α-トコフェロール):200IU/kg、銅(硫酸銅):20ミリグラム/kg、オメガ6:2,5%、オメガ3:0.5%、メチオニン:6500ミリグラム/kg、リジン:18000ミリグラム/kg、タウリン:0.15%、L-カルニチン:50ミリグラム/kg、ベータカロチン:10mg/kg、カロリー373kcal/100g |
対応年齢 | 全描種、子猫用(成猫用も有) |
うちの猫は穀物アレルギーなので、プロパックを食べさせてます。
ウンチの状態もいいですし、プロパックにしてから体を痒がることもなくなったんでいいキャットフードだと思います。
食いつきもよく、普通に完食してくれるんで助かってます。