メディファス

総合評価
(2.5/5)
香料・着色料不使用 | |
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穀類の安全度 | |
ヒューマングレード | |
体型維持 | |
健康維持 |
メディファスは、ペットフード業界の大手会社「ペットライン株式会社」から販売されているキャットフードです。
昭和 42 年に創業で、日本で初となるドライキャットフードを世に送り出したことでも有名な販売会社ですね。
主に市販のキャットフードを取り扱っている会社で、有名なところでは「キャネットチップ」があります。
このメディファスも、市販フードとしてスーパーやホームセンターなどでよく見かけるキャットフードなので、愛猫家なら知らない人はいないぐらい有名ですよね。
品質的には、良くも悪くも普通の市販レベルという印象を受けましたが、老舗会社が販売しているキャットフードにはめずらしく、無着色を実現しているフードで、粗悪とまではいかないスペックをもっています。
また、愛猫の年齢や体質に応じて、キャットフードを選べるように、たくさんの種類が販売されているのもなかなか評価できますね。
そこで、このメディファスの特徴や原材料、安全性などを紹介していきたいと思います。
目次
メディファスの特徴
まず、メディファスを調査してみて感じたのが、すごく尿路結石のケアを意識して作られているということです。
メディファスには全 15 種類のドライフードが販売されているのですが、そのすべての商品に尿の ph コントロールの要素が含まれています。
そもそも、このメディファスというキャットフードは、年齢を重ねることによってできやすい結石化のメカニズムを理解して、猫の健康に役立てようというコンセプトをかかげているので、すべてのキャットフードが尿路結石ケアをベースに作られているんですね。
確かに、猫というのは、フードの中のマグネシウム、リン、カルシウムのバランスが崩れることで、尿路結石になりやすい動物なので、毎日の食事の中で ph をコントロールできることはすごくいいポイントですね。
実際に、メディファスのミネラル成分値を見てみると、「リン: 0.55 %」「ナトリウム: 0.21 %」「マグネシウム: 0.08 %」「カルシウム: 0.6 %」と、どれも低い数値になっています。
特に、マグネシウムに関して、一般的なキャットフードの数値は 1.0 %が平均となっているので、メディファスは本当に猫の尿路結石を考慮して作られたキャットフードだということがわかります。
また、冒頭でも書いたように、市販フードにはめずらしく、着色料不使用で酸化防止剤もミックストコフェロールやローズマリー抽出物といった天然素材で構成されているので、人工添加物は不使用のキャットフードです。
一般的に市販で安価に買えるキャットフードには、赤色 102 号や青色 2 号などといった合成着色料が使用され、エトキシキンや BHA、BHT などといった発がん性が懸念されている酸化防止剤が使用されているものが多いので、それと比べると安全性は高いといえます。
ただ、ひとつ残念なのは、メインの原材料ですね。
「とうもろこし」と「コーングルテンミール」が第一原材料として使用されていて、肉類には「ミートミール」が入っています。
同じ穀類の使用でも、玄米や大麦、黒米などの水溶性食物繊維といわれる食材なら、消化吸収も早く、おなかにもやさしいのですが、とうもろこしとコーングルテンミールがメインに配合されているということは、どうしてもかさ増し目的と疑ってしまいます。
そしてミートミールに関しても、副産物や4Dミートが考えられます。
もし、チキンミールやフィッシュミールと書かれている場合は、副産物といいつつも、鶏肉や魚が使われているということがわかりますが、ミートミールとなると、なんの動物のお肉が使われているか不明ですよね。
人工添加物が不使用で、尿路結石に配慮されているという点は評価が高いキャットフードですが、メイン原材料については、王道の市販フードといったところでしょう。
メディファスの種類
メディファスは、猫の年齢や生活環境に合わせたフードがたくさん販売されているのも魅力です。
大きく分けると「オリジナル」と「悩みケア」の 2 種類のフードに分類され、愛猫の体質に合わせて選ぶことができます。
メディファスの種類
- 子ねこ 12 ヶ月まで チキン味
- 1 歳から チキン味
- 1 歳から フィッシュ味
- 7 歳から チキン味
- 7 歳から フィッシュ味
- 11 歳から チキン味
- 15 歳から チキン味
- 室内猫 毛玉ケアプラス 1 歳から チキン&フィッシュ味
- 室内猫 毛玉ケアプラス 7 歳から チキン&フィッシュ味
- 室内猫 毛玉ケアプラス 11 歳から チキン&フィッシュ味
- 満腹感ダイエット 1 歳から チキン&フィッシュ味
- 満腹感ダイエット 7 歳から チキン&フィッシュ味
- 避妊・去勢後のケア 子ねこから 10 歳まで チキン&フィッシュ味
- 皮フ・毛艶のケア 1~10 歳 チキン&フィッシュ味
- 少しでしっかり高栄養食 11 歳頃から チキン&フィッシュ味
「毛玉ケア」「ダイエット」「避妊・去勢用」「皮膚・毛艶」と猫特有の悩みに対応している点が人気の理由で、実際にメディファスを食べさせている飼い主さんの多くは、オリジナルよりも悩み解消の一環としてメディファスを利用しているようですよ。
メディファスは粒の大きさや食いつきは?
メディファスの特徴や種類を紹介しましたが、実際購入するときに気になることといえば「食いつきはいいのか?」「粒の大きさはどれぐらいなのか?」というところだと思います。
特に食べやすさに関しては、粒の大きさが直に影響してきますよね。
実はこのメディファスは、年齢別や体質別によって粒の形状が 2 種類存在しています。
子猫用や 1 歳から用は花型になっており、ダイエット用や室内猫用は円筒型になっているんです。
簡単にいうと、子猫~成猫までは花型、成猫~老猫は円筒型ということです。
飼い主さんからしてみれば、粒の形状は統一してほしいという人もいるかもしれませんが、共通していることはかなり小粒ということです。
約 5 mm ~ 1 cmの大きさで作られているので、口の小さな猫ちゃんでも苦労なく食べることができますし、喉に詰まる心配もないので、食後によく吐いてしまうという猫ちゃんにもおすすめの大きさといえるでしょう。
ただ、早食いのクセがある猫ちゃんは、メディファスを丸飲みしてしまう可能性もあるので、食べさせるときはよく観察してあげてくださいね。
また、食いつきに関しては、人工添加物が不使用なことから、不要な味付けなどがされてなく、素材そのままのおいしさが味わえるという点が考えられます。
ミールなどの副産物の使用が目立つのは確かですが、お肉の味、お魚の風味はきちんと味わうことができるので、嗜好性は高いといえるでしょう。
メディファスの口コミ・評判
ここまでで、メディファスの特徴や種類を紹介してきましたが、口コミや評判はどうでしょうか。
メディファスは市販フードの中では人気の高いキャットフードなので、大手通販サイトの amazon や楽天でも取り扱いがあり、たくさんの商品レビューが書かれています。
特に、楽天では「★ 4.67」とかなりの高評価を獲得しているようですね。
ただ、やはり市販フードということで、良い評判もあれば悪い評判も存在していて、さまざまな感想が飛び交っています。
そこで、amazon と楽天の中から参考になる評判をまとめてみたので紹介していきます。
メディファスの良い口コミ・評判
保護猫なので推定年齢しかわからず、8~9歳だと思われる我が家の猫も好き嫌いがあったもののメディファスはよく食べてくれます。
食感も固すぎないようですし、無着色と尿管結石防止なので安心して与えています。
価格が抑えられてコスパも本当によいと思っていますのでいつもリピートさせてもらってます。
amazon
小粒で軽く、おいしいようです。食いつきもいいです。
楽天
とくに不満はありません。チキンとフィッシュというのもいいと思います。一番は国産であることと、下部の病気を考えて作られてることです。
amazon
良い評判で多かったのは「小粒なので食べやすそう」「おいしいみたい」ということです。
メディファスは、ミートミールの副産物が使用されてはいますが、人工添加物は不使用なので不要な味付けや香りづけはされておらず、食材そのままのおいしさになっているということですね。
市販のキャットフードでも、ここまで食いつきがいいと飼い主さんも嬉しいですよね。
メディファスの悪い口コミ・評判
以前もそうだったのだが、当家の猫たちには評判はよくありません、つまり食べない場合が多いのです。
amazon
今までロイヤルカナンのPHコントロールしか食べさせてなかったので、小さい猫の餌を買うついでに購入しました。
美味しいらしく、ムチャ食いし、ゲロをあげるので、我が家の猫には、合いませんでした。
残念です。
amazon
悪い評判に関しては、良い評判とは逆で「食いつきが悪い」「食べない」というレビューが多いようでした。
メディファスに限らずどんなキャットフードでもそうですが、猫の好みによって好き嫌いがわかれるということですね。
また、今までプレミアムフードを食べさせていたけど、尿路結石ケアのためにメディファスに変えたという人は、原材料の質の影響で食いつきが悪くなることも考えられるため、なるべく品質を落とさずにケアできるものに切り替えたほうがいいかもしれません。
メディファスはウェットやパウチも人気
メディファスには豊富な種類が販売されていると前述しましたが、実は「ウェット」や「パウチ」なども販売されていて、ドライフード同様に人気を集めています。
特に、ウェットタイプは総合栄養食として AAFCO の基準も満たしており、きちんとバランスのよい栄養補給ができるようになっていますね。
パウチに関しては、主にスープとなっており副食に分類されます。
メディファスの公式サイトによると、猫の毎日のごはんとしてドライフードとウェットフードの併用を推奨しており、朝はウェットフード、夜はドライフードなどの組み合わせがおすすめのようですよ。
猫が、尿路結石になりやすい原因のひとつに「水をあまり飲まない」というのが挙げられますが、ドライフードとウェットフードを併用することで、水分補給もできるようになるため、結石予防にも最適といえるでしょう。
メディファスの安全性
前述したように、メディファスは着色料不使用で、酸化防止剤も天然の物で構成されているので、危険な原材料は使われてなく、市販のキャットフードの中では比較的安全性は高いといえるでしょう。
また、腎臓や心臓の健康維持のために、リンが 0.55 %、ナトリウムが 0.20 %とかなり低いところがいいですね。
リンとナトリウムを過剰摂取してしまうと、腎臓に負担がかかり結石ができやすくなってしまうので、さすが尿路結石ケアに特化したキャットフードといえるでしょう。
そのほかにも、毛玉の吐き出しをサポートできるように、セルロースという食物繊維を 12.5 %も含有しており、便のニオイを軽減するためにフラクトオリゴ糖も配合されているので、愛猫の健康維持に役立つ素材はふんだんに使われていますね。
セルロースもフラクトオリゴ糖も、プレミアムフードによく配合されている素材でもあるので、メディファスは市販フードの中では信頼できるキャットフードといえます。
ただ、とうもろこしには、グルテンが含まれており、消化不良やアレルギーのリスクが高まる可能性も考えられます。
猫の体質によっては、脱毛や湿疹、下痢、嘔吐があらわれることがあるので、愛猫の様子を見ながら食べさせるようにしてくださいね。
メディファスの口コミ
口コミは 1 件です。
メディファスの基本情報
販売元 | ペットライン株式会社 |
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容量/価格 | 1.4kg / 809 円(税込) |
定期価格 | なし |
原産国 | 日本 |
メイン食材 | とうもろこし |
原材料 | 穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから、脱脂大豆)、油脂類(動物性油脂、フィッシュオイルパウダー:DHA・EPA源、ガンマ-リノレン酸)、セルロース、卵類(全卵粉末、ヨード卵粉末)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス)、糖類(フラクトオリゴ糖)、シャンピニオン、グルコサミン、カゼインホスホペプチド、ビール酵母、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
成分分析値 | たんぱく質31.5%以上、脂質11.5%以上、粗繊維6.5%以下、灰分7.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.7%(標準値)、リン0.55%(標準値)、ナトリウム0.20%(標準値)、マグネシウム0.08%(標準値)、食物繊維12.5%(標準値)、代謝エネルギー(100g当たり)約370kcal |
対応年齢 | 全描種、老描用(他年齢対応有) |
食いつきもよく、毛ヅヤもでキレイになってきたと思います。
ミートミールがなんなのかわたしはよくわかりませんが、おいしそうに食べてくれるので毎回メディファスを買ってます。