ブルーバッファロー

総合評価
(2.2/5)
香料・着色料不使用 | |
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穀類の安全度 | |
ヒューマングレード | |
体型維持 | |
健康維持 |
ブルーバッファローは、高品質の自然素材を使用し、アメリカの獣医と動物栄養士が開発に携わっているキャットフードです。
日本では2016年4月から販売が開始され、通称「ブルーキャットフード」という名前で知られている商品ですね。
ブルーバッファローの公式サイトを見てみると、高い栄養価を実現するために独自で開発した粒をフードに混ぜ込んでいたり、副産物や穀類を使用していないなど品質が高いキャットフードの印象を受けますが、それとは逆に世間の評価はあまり良くないことが分かりました。
そこで、このブルーバッファローの特徴や原材料、安全性を解説するとともに、なぜ世間の評価が低いのかを掘り下げていきたいと思います。
ブルーバッファローの特徴
ブルーバッファローの特徴を語るうえで欠かせないのは、販売会社が独自で開発した「ライフソースビッツ」というものです。
ブルーバッファローの中身を見てみると、薄茶色と焦げ茶色の2種類の粒が混ぜられているのが確認できますが、この焦げ茶色の粒がライフソースビッツというものです。
ライフソースビッツというのは、抗酸化栄養素・ビタミン・ミネラルを豊富に含んだ粒のことで「コールドプロセス(低温加工)」を利用して凝縮しているようです。
その効果は、猫の「酸化バランス維持」「免疫力維持」に役立ち、普段の生活で起こる体調不良やストレス改善のサポートが期待できます。
初めて「ライフソースビッツ」と聞いたときは、なんだか怪しい・・と感じましたが、実際に配合されている成分を調べてみると、ビタミン類やブルーベリー、クランベリーなどフルーツをベースとした自然食材が使われているので、安全性は問題ないと言えるでしょう。
そして、ブルーバッファローのメインとなる原材料は「チキン」が使用されています。
「骨抜き鶏肉」の素材をそのまま使っているので、猫の必須栄養素である動物性たんぱく質をきちんと摂取することもできますね。
ブルーバッファローの安全性
ブルーバッファローの安全性に関しては、色々と疑問が残る点が多いです。
まず配合成分について、公式サイトには堂々と「鶏や家禽の副産物ミールは使用していません」と掲載されているのにも関わらず、ブルーバッファローにはチキンミール、ニシンミールが配合されています。
どういうことなのか色々調べていると、販売会社であるブルーバッファロー株式会社は以前「表示虚偽で訴訟」「商品のリコール」といった事件を起こしていることが分かりました。
▼ブルーバッファロー、ペット所有者による訴訟を解決するために3,200万ドルを支払う
https://www.consumeraffairs.com/news/blue-buffalo-to-pay-32-million-to-settle-lawsuits-by-pet-owners-020116.html
↑のリンク先が全文英語のため簡単に説明すると、肉副産物を含まないナチュラルフードと記載しているにも関わらず、肉副産物を検出。また、穀類フリーと広告している商品には、米・トウモロコシが含まれていたことが分かり集団訴訟が起きたという内容です。
販売会社は和解のために3200万ドルを支払い現在は合意に至っているようですが、それでもブルーバッファローの原材料にミール系の記載があるため、ちょっと信頼性に欠けます。
最初に書いた「世間からの評価が低い」というのもこの事件が発端のようですよ。
ブルーバッファローは現在、米国農務省の「USDA」の認証を受けている工場で厳しいチェックのもと製造されているようなので、安全性は以前よりも高くなっていると予想できますが、それでもミール系が配合されている以上、ナチュラルフードしてのスペックはあまり高いとは言えないでしょう。
ブルーバッファローはグレインフリーではないが栄養価が高い!?
今回紹介しているキャットフードは、「ブルーバッファロー 体重管理用 チキン&玄米レシピ」という商品なので、見ての通りグレインフリーではありません。
猫にとって穀類は消化が上手くできないため、アレルギーのリスクが上がる食材として知られていますよね。
そのせいもあり、品質が高い人気のプレミアムキャットフードはほとんどがグレインフリーで作られています。
しかし最近、一部の愛猫家達の間で「グレインフリーよりも栄養価の高い穀類が使用されたキャットフードの方が良い」という噂が広まっているのをご存知ですか?
穀類を摂ることで消化不良になりやすいのは事実ですが「穀類に含まれている栄養素を吸収することの方が重要!」と考えている愛猫家が増えてきているんですね。
その中でも特に注目を集めているのが「玄米」です。
玄米はトウモロコシや小麦などよりも食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境を整えるのに最適な食材です。
このブルーバッファローには、玄米が配合されていますから、食物繊維の働きでデトックス効果が期待でき、ダイエット食に向いているということは確かでしょう。
ただ、この噂が世界中に広がってグレインフリーを気にしない愛猫家達が増えたら、キャットフード業界は大変なことになりますね(笑)。今までの概念が全て逆転してしまうということですから・・。
ですが、猫が穀類を苦手として食物アレルギーを起こしやすいというのは、体の構造上事実なので、アレルギーのリスクを抑えて、猫に優しいキャットフードを与えるという観点からは、グレインフリーのキャットフードの方が間違いないでしょう。
ブルーバッファローの口コミ
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ブルーバッファローの基本情報
販売元 | ブルーバッファロー・ジャパン株式会社 |
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容量/価格 | 400g / 1058 円(税込) |
定期価格 | なし |
原産国 | アメリカ |
メイン食材 | チキン |
原材料 | 骨抜き鶏肉、チキンミール、玄米、大麦、ニシンミール (オメガ-3脂肪酸源)、エンドウマメ、セルロースパウダー、オートミール、鶏脂 (混合トコフェロールにて酸化防止)、トマトポマス、チキンエキス、馬鈴薯、亜麻仁 (オメガ-3脂肪酸およびオメガ-6脂肪酸源)、馬鈴薯でんぷん、乾燥チコリ根、カラメル、アルファルファミール、クランベリー、サツマイモ、人参、ユッカ抽出物、パセリ、ケルプ、ブルーベリー、リンゴ、ほうれん草、ブラックベリー、ザクロ、カボチャ、大麦若葉、ターメリック、乾燥酵母、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵産物、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵産物、乾燥黒麹菌発酵産物、乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム発酵産物、乾燥バチルス・サブチルス発酵産物、アミノ酸類 (DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン、L-リジン) 、ミネラル類 (塩化カリウム、炭酸カルシウム、食塩、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸第一鉄、鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム) 、ビタミン類 (塩化コリン、ニコチン酸、E、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸、B1、ビオチン、A、B6、パントテン酸カルシウム、B2、D3、ベータカロテン、B12、葉酸)、酸化防止剤 (混合トコフェロール、ローズマリー抽出物) |
成分分析値 | たんぱく質 30.0%以上 脂質 9.0%以上 粗繊維 9.0%以下 水分 10.0%以下 灰分 8.5%以下 マグネシウム 0.08%以上、タウリン 0.15%以上、 L-カルニチン 150mg/kg以上、 オメガ-3脂肪酸0.3%以上、 オメガ-6脂肪酸 1.5%以上 |
対応年齢 | 成猫用(他年齢対応有) |