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猫が水を飲まないときに試してほしいゴクゴク飲むようになる対策法

水を飲む猫の画像
多くの愛猫家がぶつかる問題として「猫が水を飲まない」という悩みがあります。

そもそも猫というのは、水をあまり好まない生き物といわれていますが、猫も人間も水分は生きていくために必要なもので、たかが水とあまく考えていては泌尿器系の病気につながる危険性があるんです。

ここでは、猫が水を飲まない原因や、病気のリスク、猫が水を飲まないときの対策法などを詳しく説明していますが、おそらくほとんどの人は、自由奔放な猫ちゃんに水を飲ませることは難しいと考えていると思います。

しかし、これから紹介する方法を実践してもらえれば、きっと愛猫が自分から進んで水を飲んでくれるようになりますよ

猫が水を飲まない原因はなに?

水を飲まない猫の画像
猫にきちんと水を飲んでもらうようになるには、まず水を飲まない原因を知ることが大事です。

そもそも、猫が水を好まない動物といわれている理由として、先祖の「リビアヤマネコ」が関係しています。

このリビアヤマネコというのは、砂漠の乾燥地帯で暮らしていた動物で、脱水に強く、少ない水分でも体が機能するようにできています。

そのため、現代の猫もその機能を受け継いでいることから、水をあまり飲まないといわれているんですね。

また、この習性とは別に、今まで普通に飲んでいた水を急に飲まなくなった場合は、以下の原因も考えられます。

猫が水を飲まない原因

  • ストレス
  • 体調不良
  • 水が気に入らない
  • 水皿が気に入らない
  • 水飲み場が気に入らない
  • ウェットフードを与えすぎている
  • 高齢化

ストレスや体調不良が原因で猫が水を飲まないときは、大きな病気に発展する前に病院に連れていったほうがよいですが、水や水皿、飲み場が気に入らないということに関しては、猫本来の特性やこだわりが関係しているため、どうすることもできない部分もあります。

そんなときは、水皿や水飲み場の場所を変えるなどの工夫をして、まずはよく観察してみるのがよいでしょう。

また、ウェットフードの与えすぎについては、もうすでに水分を十分に摂り入れているため、お腹いっぱいということも考えられます。

ご存知のとおり、ウェットフードはドライフードに比べて、水分量が 70 %以上と多く含まれているので、フードから水分を摂り入れることができます。

この場合は、水自体をそんなに飲まなくても、そこまで心配する必要はないですよ。

猫は何日水を飲まないでも大丈夫なのか?1日に必要な水分量は?

軽量カップの画像
猫が水を飲まない原因はわかったと思いますが、何日も飲んでくれない日が続くとさすがに心配になってきますよね。

上記でも触れましたが、猫は少ない水分でも体が機能するようにできているため、オシッコなどで排出される水分量も少ないのが特徴です。

しかし、排出される水分量が少ないということは、1 度に出るオシッコがかなり濃いということになるので、腎臓への負担は大きくなってしまいます

つまり、きちんと水を飲まないと腎臓が無理矢理尿を凝縮しようとするため腎臓に負担がかかり、腎臓病のリスクが上がってしまいます。

では、猫は 1 日にどれぐらいの水分量が必要かというと、体重 1 kgあたりに「約 60~70 ml」といわれています。

体重別に計算すると、以下の水分量が目安となります。

体重 1日に必要な水分量(ml)
2kg 約120~140ml
3kg 約180~210ml
4kg 約240~280ml
5kg 約300~350ml
6kg 約360~420ml
7kg 約420~490ml
8kg 約480~560ml
9kg 約540~630ml
10kg 約600~700ml

1 日にこれだけの水を飲む必要があるため、猫が水を飲まないでいられるのは 1 日が限界ということです。

いくら猫が水嫌いとはいえ、何日も水分を摂らないでいると、病気はもちろん脱水症状の危険もでてくるので、愛猫の健康を考えるなら、なんとかして水は飲ませたほうがいいでしょう。

水を飲まない猫に起こる病気の危険性

猫の画像
では、実際に猫が水を飲まないと、どのような病気になるのでしょうか?

最初に、泌尿器系の病気につながると書きましたが、具体的に挙げると次のような病気の危険があります。

水を飲まない猫の病気

  • 尿石症
  • 膀胱炎
  • 慢性腎不全

猫は尿路結石ができやすい動物というのはご存知だと思いますが、泌尿器が非常に繊細です。

では、上記で挙げた 3 つの病気が水を飲まないことで、どのような影響があるのか見ていきましょう。

尿石症

前述したように、水をきちんと飲まないと、尿の濃度が濃くなってしまいますが、頻繁に濃い尿が出ると、膀胱内や尿道内に結石ができてしまいます

オシッコをするたびに激痛をともない、結石が大きくなると、膀胱や尿道を傷つけてしまうので、血尿がでることもあります。

結石症の治療は、マグネシウムやリンの含有量の少ない療法食を食べさせるのが一般的ですが、体内にある結石をオシッコと一緒に排出するために、たくさんの水分量も必要になってきます。

つまり、猫にとって水というのは、尿石症の予防から治療まで幅広く必要なものなので、日頃からきちんと水を飲ませてあげるようにしましょう。

膀胱炎

膀胱炎というのは、膀胱内に侵入したブドウ球菌や大腸菌などの細菌が増殖して炎症が起こる症状です。

尿石症と同じように、オシッコをするたびに痛みをともない、ひどい場合はお腹をさわっただけでも痛がるケースもあります。

きちんと水分を摂っておけば、細菌が侵入しても、オシッコとして排出することができますが、水を飲まないとオシッコの回数も減り、細菌が増殖する原因になってしまいますので、予防のためにも水分はきちんと摂っておいたほうがいいということです。

慢性腎不全

慢性腎不全は、猫が水を飲まないことで起こる 1 番多い病気です。

腎臓というのは、心臓から送られてきた血液から老廃物を取り除き、尿として外に排出する臓器です。

水を飲まないということは、腎臓に入ってくる血液量が減ってくるため、尿の排泄がうまくいかなくなります。

しかし、腎臓は、血液をキレイにしようと常に働いているので、腎臓に負担がかかり腎不全になってしまうということです。

腎臓の働きをスムーズにするためには、水をきちんと飲んで、血液の流れをよくしてあげることが大事なので、腎不全の予防のためにも、水は大切といえますよ。

猫が水を飲まないときの対策はコレ!

水を飲む猫の画像
それでは、猫が水を飲まないときの対策法をご紹介します。

おそらく多くの人は、水皿に水を入れてそのまま放置している人がほとんどだと思いますが、水を飲む習慣がない猫はそれではちゃんと飲んでくれません。

今から紹介する方法で、猫が水を飲んでくれる確率がグッと上がりますので、ぜひ試してみてください。

【対策 1】猫に飲ませる水は水道水が◎!ミネラルウォーターは✕

猫に水を与えるときに、水道水で大丈夫なのか? きれいな浄水器の水のほうがいいのか? と悩む人も多いと思いますが、結論からいうと水道水で大丈夫です。

水道水と聞くと、あまりよくないイメージをもっている人が多いと思いますが、水道水には殺菌用の薬剤が入っているため、雑菌が繁殖しづらいというメリットがあります

薬剤といっても人間や犬猫には害がない薬剤なので、安心してください。

また、水道水には「カルキ」が含まれていて、腐敗防止の役割をもっています。

そのため、猫に飲ませるのは水道水で問題ありません。むしろカルキの味が好きな猫ちゃんもいるぐらいですよ。

逆に、浄水器の水などは、薬剤が入っていないキレイな水ではありますが、腐敗しやすいというデメリットがあります。

特に、猫は自分のペースでゆっくりと水を飲むため、浄水器の水では、腐敗する可能性が高いです。

コストの面でも浄水器の水よりも、水道水のほうが安く済むため、水道水に慣れさせるのがよいでしょう。

【対策2】水の温度を変えてみるのもおすすめ

猫に水を飲ませるためには、温度を変えてみるのもおすすめです。

もちろん冷たすぎたり、熱すぎると猫もビックリしてしまうのでベストは「常温」ですが、たまにはちょっと冷たい水、ちょっとぬるい水を飲ませてあげるのもいいでしょう

「いつもと違う」と感じて、飲んでくれるようになりますよ。

【対策3】水皿は清潔さが大事

「猫はキレイ好き」といわれることがあります。

そのため、水皿を常に清潔に保ってあげることも大切です。

「新鮮な水をあげてるつもりなのに飲んでくれない・・・」というときは、水皿の汚れやにおいが気になっているのかもしれません

水皿を洗った途端、ゴクゴク飲むようになったというのはよくある話なので、1 日 1 回はキレイに洗ってあげるようにしましょう

【対策4】猫が1番好きなのは蛇口のお水!たまには飲ませてもOK!?

「水皿の水は飲んでくれないのに、蛇口からポタポタ落ちる水は飲む」という猫ちゃんは多いと思います。

そう、猫は蛇口から直接水を飲むのが好きですよね。

上記で書いたように、水道水を猫が飲むことはなんの問題はないので、たまには蛇口から直接飲むのも許してあげましょう

また、単に水皿が嫌いということも考えられます。

そんなときは、飼い主さん自らの手で飲ませてあげるのも 1 つの方法ですよ。

どうしても猫が水を飲まないときは・・・

猫が水を飲まないときの対策をご紹介しましたが、飼い主さんがどんなに頑張っても、飲んでくれないときがあります。

そんなときは「シリンジ」や「スポイト」を使って飲ませてあげるのもいいでしょう。

何度も書いていますが、病気を予防するためには、きちんと水分を補給しなければなりません。

まったく水を飲まないと生命の危険にもつながってしまうので、なかば無理矢理にでも飲ませることも大事です。

また、シリンジやスポイトが抵抗ある人は、「鶏肉の煮汁」「煮干しのだし汁」なども水の代わりにあげるのもいいでしょう。

単純に水の味が嫌いという猫にはおすすめな方法なので、ぜひ試してみてください。

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