キャットフードリサーチャー
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【本当はどっち?】猫に生肉は良いのか?悪いのか?正しい与え方を伝授

愛猫家の人達は普段の食事をキャットフードだけではなく、自分で手作りをして猫にあげているという人も多いと思います。

「猫のご飯レシピ」としてクッ〇パッドでも紹介されている程、豊富な猫ご飯がありますよね。

ただ、猫ご飯を手作りする時に毎回思うのは「猫に生肉を与えても良いのか?」ということ・・・。おそらく猫を飼っている人なら、1度は考えたことはあるのではないでしょうか?

ネットの情報やyahoo知恵袋でも「猫に生肉を与えるのは良くない」という書き込みもあれば、「猫は肉食動物だから生肉は大丈夫」という情報もあるなど、色々と錯綜していて、本当のことが分からないですよね。

そこで、猫に生肉をあげても良いのか?悪いのか?を解説していくとともに、正しい与え方もお教えしたいと思います。

猫に生肉をあげても良いのか?

結論から言うと、猫に生肉を食べさせるのはOKです。

生肉には、猫の栄養に必要な「アミノ酸」や「ビタミンA」が豊富に含まれていて、消化にも良いとされています。

また、生肉には人工的な添加物も含まれていないので安全ですし、慢性腎不全の猫にもオススメなんですね。

しかし、これには条件があり「ペット食事用の生肉」に限定されます。

スーパーで売られているような生肉は、人間が加熱して食べるように作られており、生で食べるには鮮度が悪いんですね。

最初に書きましたが、猫に生肉を食べさせても良いのか?悪いのか?という情報が錯綜している原因のひとつには、ペット用なのか?人間用なのか?の情報がはっきり書かれていないというのがあるからなんです。

人間はスーパーで売られているお肉を生で食べようとはしませんが、生肉に付着している寄生虫が原因で食中毒が起きる危険性があるからですよね?

これは、人間でも猫でも同じです。

特に猫は腎臓や肝臓が繊細なため、免疫が少しでも低下していると食中毒を起こしやすく、下痢や嘔吐といった症状がでてきます。

つまり、「ペット食事用生肉はOK」「スーパーの生肉はNG」と覚えておけば判断しやすいでしょう。

猫に生肉の危険性

では、スーパーで売られている生肉を猫に食べさせたらどのような危険があるのでしょうか?

一番懸念されていることは、生肉に付着している「トキソプラズマ」という寄生虫による食中毒の問題ですね。

「トキソプラズマ症」と呼ばれていて、主に豚や鶏の生肉に付着しています。

トキソプラズマ症の症状としては、

食欲不振、下痢、嘔吐、発熱、咳、運動障害、血便、リンパ節の腫れ

などがあり、特に若い猫ほど危険性が高いとされています。

幼い猫が感染した場合「猫エイズ」「猫白血病」などの病気にかかってしまうリスクもあるため、ペット食事用生肉以外は与えない方が良いと言えます。

また、猫も人間も妊娠中にトキソプラズマ症にかかると、流産のリスクが高くなったり、生まれてくる子供(子猫)に障害が生じる可能性もありますので、お肉は加熱して与えるという方法も視野に入れておいた方が良いでしょう。

猫に生肉をあげる頻度

ここまで見て、生肉をあげるのが怖くなったという人もいるかと思いますが、ペット食事用生肉ならスーパーの生肉に比べて鮮度が高く、ペットの事を考えて作られていますので安全性は問題ありません。

何よりも猫にとって生肉は、好物のひとつであり食い付きの良さはバツグンなので、生肉をあげること自体悪いことではありません。

ただ、大事なのは生肉をあげる頻度です。

いくらペット食事用の生肉だからといって毎日毎日あげていては、栄養過多や脂肪過多になり、肥満の原因に繋がってしまいます。

猫に生肉をあげる頻度としてベストなのは「ご褒美のとき」「おやつ代わり」にあげるというのが一番良いでしょう。

注意点としては、猫に生肉をあげる場合、普段のキャットフードの給餌量を少な目にして、栄養バランスを考えながら与えるようにしましょう。

食欲がない猫には生肉がおすすめ

猫に生肉を与える頻度が多すぎるのはよくないですが、普段食べさせているキャットフードの食い付きが悪くなったり、猫の元気がないと感じたときは生肉を与えてみるのもひとつの手です。

そもそも、猫というのは自然界の中で獲物を捕獲して生肉を食べてきた動物ですから、生肉が大好物なのは言うまでもありませんよね。

生肉は高たんぱくで、ビタミンや鉄分、水分も摂取できることから、猫にとって最低限の栄養を摂り入れることができます。

猫が元気を取り戻すために、一時的に生肉を与えて食い付きアップを図るのはおすすめと言えます。

ただ、猫が成長していくうえで必要な栄養素や、生肉だけでは不足するものをバランスよく配合しているのは、やはり総合栄養食のキャットフードですから、あくまでも生肉は一時的に与えるものとしましょう。

猫に生肉を与えると腎不全のリスクが減少する!?

最初にもちらっと書きましたが、猫に生肉を食べさせると腎不全のリスクが減少するとも言われています。

そもそも猫が腎不全になってしまう原因として、あまり水を飲まない動物なので、濃縮されたおしっこをすることが多く腎臓に負担がかかってしまうんですね。

それゆえに猫は腎不全になりやすい動物なんです。

病院などで、腎不全の診断を受けると、水分を多く摂ってたんぱく質を制限するようにと、獣医さんに言われることがあります。

ただ、ここで疑問なのが、生肉を食べさせるとたんぱく質の摂りすぎになってしまうんではないか? ということですよね。

もちろん、すでに腎不全にかかってしまっている場合は、生肉はたんぱく質の摂りすぎになってしまうため控えたほうがよいですが、腎不全を予防するということに関しては、たんぱく質を多く含んでいるキャットフードを食べさせるよりも役立つことが多いんです。

実は、生肉が腎不全のリスクを下げると言われている理由は、たんぱく質量ではなく、消化の早さにあります。

猫はもともと肉食動物であることから、生肉のほうが上手に消化することができ、腎臓への負担が少なくてすむんですね。

また、キャットフードとは違って加熱加工されていないため、脂肪分も少なくヘルシーというメリットがあります。

大量に食べ過ぎると、腎不全になる可能性は上がってしまいますが、あくまでも予防目的として猫に生肉を食べさせるぶんには問題がないということです。

【まとめ】猫への生肉の正しい与え方

猫に生肉をあげる時の注意点を中心に解説してきましたが、まとめると、

  • 猫に生肉はOK(ただしペット食事用生肉に限る)
  • スーパーで売られている生肉はNG(あげる場合は加熱する)
  • 生肉は毎日ではなく「ご褒美」や「おやつ代わり」にあげる

ということです。

愛猫が可愛すぎるあまりに、好物な生肉をあげたいという気持ちは十分に分かりますが、生肉の与え方のメリット、デメリットをきちんと理解しておかないと、思わぬ健康被害が起きる可能性もありますので、猫の栄養バランスを一番に考えてご飯を食べさせるようにしましょう。

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