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猫に生理はある?ない?発情の仕組みと出血時の病気の可能性を解説
猫をはじめて飼う人は「猫の生理はいつからくるんだろう?」と考えることがあると思います。
人間の女性であれば、月に 1 度は生理があり、犬にも発情期というものがあるため、当然「猫にも生理はある」と思うのが普通でしょう。
しかし、生後何ヶ月経っても生理がこず、疑問に思う飼い主さんも多いと思います。
そこで今回は、猫に生理はあるのか?ないのか? 生理があるならいつから? 猫の発情期の仕組みは? など飼い主さんの疑問にお答えしたいと思います。
猫に生理はあるの?ないの?
さっそく、結論から述べたいと思いますが、ズバリ!猫に生理はありません。
ペットとして身近な犬には生理があるのに、猫に生理がないということで驚いた人も多いでしょう。
一般的に生理というのは、人間、猿などの類人猿に見られる現象で、猫などの哺乳類には生理がない動物も存在するんですね(生理がある哺乳類もいます)。
犬には生理がありますが、正式には「ヒート」と呼ばれる現象で、人間の生理とは少し違っています。
通常生理というのは、排卵の準備ができると起こりますが、猫の排卵のメカニズムは人間や犬とは違っているんですね。
生理がないということは、当然出血も起こらないため、もし猫の陰部から出血があったら、それは生理ではなく病気の可能性が高いということになります。
猫の生理は人間や犬とは違う!発情や排卵の仕組み
では、猫の発情や排卵の仕組みはどうなっているのでしょうか?
一般的にイメージされている生理というのは、発情期がおとずれると出血が起きて排卵する というものだと思いますが、猫の排卵は「交尾排卵」といわれる方法になります。
交尾排卵というのは、交尾をしたときにだけ排卵するという仕組みで、人間や犬のように定期的に起こるのではなく、交尾の刺激によってのみ排卵が起こります。
逆にいえば、交尾をしないかぎり猫は排卵をしないということです。
交尾をした後に排卵するので、精子と出会う確率が非常に高く、妊娠の確立は約 90 %といわれています。
猫が子孫を残しやすい動物といわれているのは、こういった理由からなんですね。
また、猫の発情期は生後 6 ヶ月~12 ヶ月ごろからはじまり、年に 2~3 回くり返します。
ただ、メス猫は基本的にこの発情期以外は交尾をおこないません。
オス猫の場合は、生成熟を迎えると、いつでも性的活性をおこなおうとしますが、猫の交尾において主導権はメス猫がもっているため、望まない妊娠をしてしまう確率は犬に比べると低いといわれていますね。
ただ、確率はゼロではないので、対処法として避妊手術をおこなっておくのがよいでしょう。
猫が出血したら生理ではなく病気の可能性が
猫には生理がなく、出血もしないということがわかったと思いますが、もし陰部から出血が見られた場合は、生理ではなく病気の可能性が高いです。
猫の陰部から出血が見られる病気には以下のようなものがあります。
陰部から出血が見られる病気
- 子宮内膜症
- 子宮蓄膿症
- 子宮がん
- 膀胱炎
- 尿路結石
猫の陰部から出血が見られる病気は主に「子宮系の病気」「泌尿器系の病気」の 2 つの可能性があります。
生理だと思ってそのまま様子を見る人も多いようですが、上記のような病気にかかっている可能性があるため、きちんとその症状を理解しておきましょう。
子宮系の病気
猫の生理と勘違いしてしまうもっとも多い症状が、この子宮系の病気です。
特に、子宮内膜症や子宮蓄膿症は、避妊手術をしていない猫が発情することで、細菌を子宮内に通しやすくなり炎症につながります。
猫が発情期を迎えて、受精卵が着床しやすい状態になると、免疫力が低下するので、子宮内膜に付着していた細菌が繁殖してしまうんですね。
また、炎症の影響で膿(うみ)が溜まってしまうことがありますが、これが子宮蓄膿症です。
そのため、猫の陰部から出血やおりもののようなものがでたら、子宮系の病気にかかっている可能性があるので、早めに病院を受診するようにしましょう。
泌尿器系の病気
猫は尿路結石や膀胱炎になりやすい動物で、泌尿器系が繊細です。
猫はあまり水を飲まない習性があることから、濃いオシッコをすることが多いですが、それが原因で結石ができやすいといわれています。
結石ができることで、オシッコをする際に尿管に傷がつき、出血(血尿)が起こることがあります。
また、オシッコを我慢することで、膀胱内の細菌を長く留めておくことになるので、炎症が起き膀胱炎につながります。
泌尿器系の病気にかかると、生理のような出血が起こるというよりは、血尿として症状があらわれることがあるため、猫の様子がいつもとおかしいときは、オシッコもよく観察しておきましょう。
まとめ
猫には生理がなく、出血が見られた場合は病気の可能性が高いということがわかったと思います。
逆にいえば、出血が起こったら「病気のサインだ」とすぐに判断することができます。
猫の病気のリスクは、避妊手術をすることで下げることができますが、避妊手術をおこなっていない猫と暮らしている飼い主さんは、充分に注意して、愛猫の様子を観察しておげてくださいね。
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